get away with ~

罰則や面倒から免れる    どんなに立派な人であっても、面倒なことは避けて通りたいものです。そうした面倒を避ける・免れるという行為にぴったりな表現が get away with です。with のあとに、「バレたり罰されたりすることなく貫きたい行為」を(動)名詞の形で置くのが一般的です。 例文で具体的な使い方を見てみましょう。 It’s easy to get away with wearing the same thing more than once a week if you wear business clothes every day. 毎日ビジネススーツを着てると、同じものを週に何度も着まわしても大丈夫だ(バレない)。 …

go through ~

さがし物をする際に、様々な媒体(ドキュメントやデータファイルなど)や、収納のための空間(ポケット、引き出し、キャビネットの中など)を細かく調べること。 職場のデスクで、あなたの目の前に書類の山がいくつもあるとしましょう。あなたは上司から、この山積みになった書類のどこかにパソコンのシリアル番号が載っているから、書類をすべて確認して番号を見つけてほしいと頼まれました。 この状況を英語で言い表すと、以下のような文章になるかもしれません。 My boss has asked me to check each sheet in each stack to find the serial number of the computer. 上司は私に、パソコンのシリアル番号を見つけるために山積みの書類を1枚1枚チェックするよう頼んだ。 上の文章では大筋の状況は伝えられていますが、膨大な量の書類をすべて確認する作業の細かさや、退屈であれ面倒であれ、そうした作業によってのしかかる負担といった付随するニュアンスが表されていません。また、英文として冗長な印象もあります。 では、この状況をよりコンパクトに、そして的確に言い表すことのできる動詞表現はあるでしょうか?もちろん答えはイエスです。go through を使えば、check each sheet …

figure out ~ / figure ~ out

(~が)分かる。推測や試行錯誤の結果、物事の理解に至ること。 まず初めに例文から見ていきましょう。 The person didn’t leave his name with the receptionist, but I was able to figure out who it was from the message he had left. その人物は受付で名前を残さなかったが、私はその人物の残したメッセージの内容から誰なのか分かった。 上の例文の話者は、メッセージを残した人物が誰なのか初めは分かりませんでした。その人物は受付に名前を残さずに去ってしまったのです。ですが残されたメッセージの内容から、話者は思い当たる人物を推測し、そこから可能性のある人物を絞っていくなどして、その人物が誰なのかを突き止めることができました。 このように、思考や推測をめぐらせた結果、ある1つの答えにたどり着き、答えが「分かる」ことを …

hang out

特に何をするでもなく、くつろいだ時間を過ごす、ブラブラする、ダラダラすること。 この表現は、のんびりとくつろいだ時間を過ごす時に使われる表現です。もともと hang という単語には、物をだらりと垂らす、という意味がありますから、hang out もそのイメージで、人がだらりとした状態、つまりリラックスしている状態であることをイメージするといいでしょう。 具体的に例文で見ていきましょう。 I don’t have plans. I think I’m just going to hang out with my girlfriend at her place. Maybe watch a movie or …

stick to ~

(事前に決められた計画やルールに)従う。 stick a piece of paper to the wall を訳すと、「(のりやテープで)紙を壁に貼る」となります。stick A (名詞) to B (名詞) の形で「AをBに貼る」という意味なのです。 ところが、stick to A (名詞) の形になると、その意味はまったく異なります。この形をとる場合、stick to に続く A は、「事前に決められたスケジュール、やり方、ルール、手続き、指示、食事」など、幅広い意味での「計画」を指す名詞で、全体として「事前に立てた元々の計画に従う」という意味になります。 例文で具体的な使い方を見てみましょう。 It’s hard to say …

get rid of ~

(~を)処分する。 まず初めに、例文から見ていきましょう。 I have to get rid of a lot of stuff. The apartment I’m moving into is much smaller than the apartment I’m living in now. 物をたくさん処分しなきゃ。今度引っ越すアパートは、今の部屋よりもずっと小さいんだ。 上の例文を読んで、get rid …

take off ~ / take ~ off

(~を)脱ぐ、取る、はずす。 日本語では、身に着けている物を取る時の表現が沢山あります。「(シャツやズボン、靴を)脱ぐ」、「(帽子を)取る」、「(時計やネックレス、ピアスを)はずす」などです。 ですが、英語ではこれらすべての行為を take off で言い表すことができます。 例文で具体的な使い方を見てみましょう。 I think it’s common sense to take your glasses off before you take your sweater off. 普通、セーターを脱ぐ時はその前に眼鏡をはずす。 In almost every home in Japan, …

put on ~ / put ~ on

(~を)着る、履く、穿く、かぶる、着ける…など。 日本語では、何かを身に着ける際に使われる表現がたくさんあります。「(洋服を)着る」、「(靴を)履く」、「(ズボンを)穿く」、「(ネックレスや時計を)着ける」、「(帽子を)かぶる」、「(薬を)塗る」など、まだ他にもありそうですね。 ですが、英語ではこれらすべての行為を put on で言い表すことができます。 例文で具体的な使い方を見てみましょう。 Put a sweater on underneath that jacket. It’s colder than you think. ジャケットの下にセーターを着なさい。外は思ってるよりも寒いですよ。 I hate it when women put on make-up in the …