(あることが)分かる。(~であると)判明する。
あなたが初めて挑戦するレシピがあるとします。あなたはレシピを何度もチェックし、レシピどおりの分量と手順で料理を進めていきながら、出来上がりの味や見た目がレシピどおりになるか不安と期待を抱いています。
I wonder how the dish will turn out. Will it turn out totally different from the way it’s described in the recipe book?
出来上がりはどうなるだろう。レシピ本とはまったく違うものができちゃうのかな。
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turn out は物事の最終的な結果を表す時に使う表現で、end up と類似した意味合いを持っています。実際に上の例文においては、turn out を end up に置き換えることも可能です。ですが、end up には結末に至るまでに時間(期間)を要したという含みがある一方、turn out は、あくまで現在(まさに今その瞬間)明らかになる事実を示すのみで、その事実が判明するまでに要する(もしくは要した)時間についての含みはありません。よって、この2つの表現は常に相互に置き換え可能ということではありません。次の例文で、具体的に見てきましょう。
The fingerprints on the knife turned out to be the fingerprints of the victim, not the suspect.
ナイフについた指紋は容疑者のものではなく、被害者自身のものだと分かった。
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上の例文では、ナイフの指紋が被害者自身のものであったことが判明したという、今=その時点での事実がすべてであり、その事実に到達するまでに時間を要したか否かについては何の含みもありません。よって、上の例文の turn out を end up に置き換えると不自然な表現になってしまいます。turn out は、以下の2つの形でよく使われます。
…turned out to be “名詞”…
From the ads, I thought the movie was going to be a comedy but it turned out to be a serious drama.
宣伝を見た時、その映画はコメディーだろうと思っていたが、実際にはシリアスものだった。
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It turns out that…
この表現は、一連の話の中で驚きの出来事や展開を表す時に使います。
It turns out that the ticket he threw out was the winning lottery ticket.
彼が捨てた宝くじ券は当たりくじだった(ということが分かった)。